向井亜紀の出生届けは不受理

タレントの向井亜紀さん（42）と、元プロレスラーの高田延彦さん（44）夫妻が、代理出産で設けた子供の出生届けが不受理と、最高裁で決定が下されました。

向井亜紀さんは闘病生活から数々の苦難を乗り越えて、現在代理出産で設けた３歳の双子男児がいます。向井亜紀さんにしてみれば、ご自身が子供を埋めない状況で代理出産を下したはず。その結果えた子供の出生届が、不受理となることはとても辛い結果と言えそうです。

高裁の判決では、血縁関係は明らかであり公序良俗に反しないとして出生届けを不受理としていた品川区に、出生届の受理を命じていました。

ところが最高裁では一転して逆転の結果、古田佑紀裁判長は「民法の解釈では、代理出産で生まれた子の母は出産した女性で、卵子を提供した女性ではない」として、生みの親こそが母親であると判決を示しました。

向井亜紀さんにとっては追い討ちをかけるかのごとく、最高裁では「実の親子関係は、一義的に明確な基準で一律に判断するべき。民法が認めていない関係の成立を認めた裁判は、公序良俗に反し無効」を結論付けられてしまいました。

また向井亜紀さんは今後について、「売れない四十路タレントのつぶやきではなく、数少ない代理出産経験者のリアルな感想として、しっかり言葉を選んでお話しした方がいいはずです」と語り、記者会見を開いてご自分の意見を述べるようです。

この最高裁の出生届不受理の判決は、これから代理出産を考えているご夫婦にとっては、とても難しい決断となる結果になりました。今後は代理出産の場合には、出生届は生みの親が母となる為、法的には実の親子にならないということ。とても考えさせられる判決だと思います。

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